お客様の「不」を探す
同じ業種の中で選んでもらうために、 多くの方は、「他がやっていないことをやらなくては」
と新しい斬新なアイデアを考えたり、広告を打つなど集客に力を入れたりしているかもしれません。
でも、もっとシンプルに考えると、 ここを探して、それを補うサービスや商品力をつける方が間違いないと思います。
それは、『お客様が、同業種の商品やサービスを利用して不便に感じている点、不満を持っている点』です。

例えば、 私の家の近所にとても人気のある整骨院があります。
多くの整骨院で、「出産後なるべく早いうちの骨盤矯正が大切です」とうたっていても、
子供が小さいうちは、お母さんはなかなか1人の時間なんてもてません。
その人気の整骨院では託児をしてくれる人がいるのです。
ですから、赤ちゃん連れのお母さんでいつもにぎわっています。
例えば、私が化粧品を人やサロンから買うとします。
買っても、その後は自分で使用するだけ。
効果がでているのかでていないのかもわからない。
一方、化粧品を買うと、その後のフォローがとても充実していてお手入れも無料でしてくれる。
そんなところがあったとします。 同じ化粧品なら、どちらから買いますか?

やっぱり全ては、お客様への「愛」
企業において、同業種の中で、お客様の「不」を常に解決するよう、どんどん新しい商品・サービスに
なっていきます。
不用品転売ツールとして、数年前はヤフーオークションが一時期大きくシェアを占めていましたが
価格を競り合うのが面倒。出品ややりとりも手間がかかる。
この「不」を改善した「メルカリ」が数年前からシェアを占めています。
同じ商品やサービスを提供している中で、お客様がそれを利用して
満足していない点
ちょっと不便だなぁと感じている点
もしくは不満に思っている点
それをリサーチして、改善したものを提供すれば、
売り込まなくても、自然に選んでもらえる可能性は高いですよね。
お客様を知ること。
お客様の望みや不満を知ること。
それが満たされているかどうかを知ること。
やっぱりすべては、お客様となる方への「愛」ですね。


